坐骨神経痛でお悩みの方へ 前編
つらい足やお尻の痛みは
「坐骨神経痛」?
お尻や足の後ろ側、ふくらはぎにかけての痛みに悩まされていませんか?
その痛みの原因は、「坐骨神経痛」かもしれません。
痛みだけではなく、しびれも伴い、長時間の歩行で痛みが増します。
座っている時や、椅子から立ち上がる際に痛みが生じるなど
日常生活に支障をきたすような症状も現れるため、悩まされている方も多いでしょう。
長年悩まされている坐骨神経痛の原因とは?
腰は身体の中心部分であり、上半身と下半身を繋ぐ大切な部分です。
上半身の重さを支えながら、下半身からの衝撃を受ける腰は多くの負荷がかかっています。
そのため、坐骨神経痛などのトラブルを抱える方は非常に多いものです
【坐骨神経痛とは】
坐骨神経痛は、病名ではなく症状を表します。
お尻から足にかけて痛みやしびれが現れ、足全体ではなく一部にのみ痛みが出るような場合もあります。
長時間歩くことや、座ることで痛みが生じます。
症状が悪化すると歩行困難など日常生活に支障をきたすようになります。【坐骨神経痛の原因】
坐骨神経とは、腰を通ってお尻の筋肉から足に向かって通っている神経です。
その神経が何らかの刺激や圧迫を受けることで発症します。
坐骨神経痛が起こる原因は非常にさまざまなものが考えられ、主に発症者は高齢者とされています。
坐骨神経痛が症状として起こる原因は、腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症などが考えられます。
●腰椎椎間板ヘルニア
通常であれば、椎骨の間にある椎間板内の組織が何らかの原因で外部に飛び出してしまう疾患です。
椎間板が飛び出ることで神経が圧迫され、坐骨神経痛を引き起こします。
●腰部脊柱管狭窄症
脊柱管と呼ばれる神経の通り道が、腰椎の変性によって狭くなってしまう疾患です。
脊柱管が狭くなると、馬尾神経や血管が刺激されてしまうことで神経痛を起こす場合があります。
●変形性腰椎症
腰椎の形が何らかの原因で変性してしまい、神経を圧迫してしまう疾患です。
腰の痛みや重みなどの症状と一緒に、坐骨神経痛も現れます。
腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症が起こる原因は、老化だけではなく日常生活が関係している可能性があります。
これらの疾患が現れる原因は以下のものが挙げられます。
●腰への過度の負荷
重労働やスポーツ、長時間同じ姿勢を続けるデスクワークは、腰に過度の負荷を与えてしまいます。
そうすると、腰の筋肉が緊張してしまい、血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなったことで神経が圧迫されたり、椎間板や関節が変性を起こすことで神経が刺激されるようになってしまいます。
●加齢による筋肉や関節の老化
年齢を重ねると、筋肉や関節は老化していきます。
また、日々動かしてきた摩擦なども加わり、骨や関節、椎間板などが変性を起こしてしまうのです。
そうすると、変性してしまった骨や関節などが神経を圧迫してしまいます。
また、年齢と共に血流も悪くなるため、神経を圧迫しやすくなってしまうことも原因の1つです。
●運動不足
運動不足になると、筋肉や関節は硬くなってしまいます。
そうすると、血流を阻害してしまい、神経にも影響を与えてしまう可能性があります。
加齢だけではなく、最近はスマホやパソコンの普及によって若年層も運動不足になるケースも増加しており、神経痛を引き起こしています。